出会い

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カツン、カツン―・・・。 長い長い階段を駆け上がり、やっとの思いで玄関までたどり着いた。 試合場の真横を通って2階の応援席に向かおうとしていたその時、『ワァー!』という大きな歓声が聞こえたので、驚いたももは試合場をそっと覗いてみた。 6つある試合場の内の1つ、たくさんの応援客に囲まれたそれ。 なぜか無性に気になったももは、履いていた靴を脱ぎ捨て、素足のまま駆け寄った。
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