雅信

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「カルボナーラが良いんですけど」 「了解ー。弘樹はー?」 「え、と…昴先輩は?」 「ラーメ、っ…オムライス?」 何故か涙目で、弘樹に聞き直した昴に首を傾げる。 「オムライス良いですね」 にっこり笑う弘樹の周囲に花が咲き乱れた。や、錯覚なんだけど。 「先輩お金」 疾風から財布を受け取り、昴を見たら立ち上がってた。 「一緒行くー」 二人で食券販売機の列に並び、疾風を眺めながら笑みを浮かべる。
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