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食べ終わった盆を手に、弘樹が昴に笑みを向けてる。
「昴先輩のも片してきます」
「あー…俺が片すよ」
「そう?ありがとうございます」
花が咲き乱れる微笑みに、やっぱり美少年だと関心する。
「先輩、俺のフォークの持ち方、大丈夫ですよね」
フォークを握る自分の手を見ている疾風に、んー、と首を傾げる。
「ん、大丈夫あってる」
スパゲティをクルクルするも、持ち上げたとたんに落ちていく。
疾風の口がヘの字を作った。
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