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ちょっと根元が黒くなってきたから、予約して美容院へ。 全体的に軽くしてもらって、染め直して帰る寮の部屋。 途中コンビニで買った雑誌に目を通してたら、ノックの音。 「開いてるよー」 ガチャリとドアを開けて、中に入り込む弘樹はご機嫌な様子。 ベッドで胡座をかいてた俺の横に、のそのそ上がり込んで肩に顎を乗せてきた。 「くさ、んだこの匂いは美容院か?あ、染め直したのかてめえ生意気だな」 相変わらず口は悪いが、ご機嫌には変わりがない。
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