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 少女の申し出に、少年は呆気にとられて一時の間言葉を失った。 「どうしたの、急に」  少女が突拍子もない事を云ったわけを尋こうと、少年は小説を閉じる。 「だって……このまま処女のままなんて、なんだか嫌」  駄々をこねる、子どもの様な云い方。
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