3日
6/11
読書設定
目次
前へ
/
28ページ
次へ
「君を忘れないように、僕に君を刻んで――」 ゆっくりと、差し出された左手。嗚咽を漏らす少女は、少年を見る。 ゆっくりと、少年は頷いた。 少女はその手をとり、そっと口元へ寄せる。その指は一度人差し指に伸びるも、少しのためらいのあとに薬指へと移った。 少年の薬指は少女のやわらかな唇にふれると、次に、小さく白い歯にあたった。
/
28ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
14(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!