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呟いた少女の言葉に少年は顔を上げる。少女は窓の空を見ている。 「…………。」 「…………。」 静かな病室になった。少女は投げかけた問いの答えを求めず、少年も答えようとはしなかった。 お互いの息遣いが聞こえそうなほど静かな中で、ふたりはただ、窓から見える青空をみていた。
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