第一の手記

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それでも底の浅い陰口は、雑音となって私に届く。 だがそれは同時に、彼等の器を露呈するに等しい行為。 所詮、彼等に出来るのはその程度。 上に直談判する度胸もない。 人の陰口を同僚と共有、共感して自らを安心させ、自身の立ち位置を必死で守ろうとする。 それだって他人に指摘されるまで気づけない。 滑稽な者と括ってしまえば、あんな連中でも可愛いものだ。
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