315人が本棚に入れています
本棚に追加
/201ページ
程普が入ったときには、呂公の首は孫策のそばに転がっていた。
普「どういうことだ❗」
策「すまない。つい、むきになって。」
普「しっかりしてくだされ❗孫堅様亡き今。孫策殿、あなたがこの軍をまとめなければなりませぬぞ❗あなた様は、今や一国の主ですぞ❗」
策「・・・・・わかった。すまない、程普殿。それと皆のもの。俺はもう迷わないぜ。」
当「立ち直りましたか。それでは、会議とまいりましょう。」
蓋「今、敵は南門が手薄ですな。それと、西門も攻略しやすいでしょうな。」
当「だが、今は戦う時ではないと思う。」
策「なぜだ。」
普「兵力も削がれ、殿も失った。兵の士気は余りないだろう。」
当「それと、どうやら殿の遺体は、敵方が預かっているとのことだそうです。」
策「何だと❗」
当「だから、まずは、殿の遺体を引き取るのを先決としましょう。」
蓋「でしたら、黄祖の野郎を帰す代わりに、殿の遺体を受け取るのはどうだろうか。」
普「そうするとしようか。孫策殿、異存はないでしょうか。」
策「ああ、いいぜ。」
普「でしたら、早速出発の準備だ。」
最初のコメントを投稿しよう!