小覇王、江東の地に立つ

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寿春を出た孫策は、ある一軒の家屋に向かった。 策「すいません。」 ?「何でしょうか?」 策「公キン殿は居ませんでしょうか?」 ?「その声は伯符か❗」 奥から男が出て来た。 策「公キン❗久しぶりだな❗」 周「伯符❗元気してたか?」 策「ああ、それより今日は話があってきた。」 周「何だ?」 策「今俺は放浪軍を結成しているんだが、お前に軍師をやってもらいたい。」 周「放浪軍って、お前の父、孫堅殿はどうなさったんだ❗」 策「この前の劉表攻めの時、黄祖達によって死んでしまった。」 周「江東の虎の名で名を馳せた孫堅殿が、まさか❗」 策「本当だ。だから俺は親父の仇を討つため、エン術から兵を貰い、軍を興したんだ。一緒に来てくれ。」 周「何を言うか、お前の頼みとなら、断る訳もないさ。」 策「来てくれるのか。」 周「ああ、私に任せてくれ。」 策「頼んだぞ。さぁ、早速建業に攻め込むか❗」 周「相変わらずだな。せっかちなのは。」
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