第1回全国大会 1回戦

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「何言ってるんだ太朗……あ、いや、そう!そうだったんだよ!」 「え?……え?……そ、そうなのよ!私ね、ウルトラマンだったのよ!今まで隠してて御免なさいね」 「凄いや!母ちゃんがウルトラマンだったなんて!ねえねえ、光線出して!ビィーって!」 「その……あのね太郎、ドクターストップかけられてるしお肌にも悪いから、光線は怪獣以外に撃っちゃいけないの」 「ああそれだ」 「ええー、つまんないの」 「私がウルトラマンだって怪獣にばれたら困るから、この事は誰にも言っちゃ駄目よ?」 「……うん!分かった!」 「もう寝なさい太朗。学校に寝坊したら困るだろ?」 「そうよ太朗。私だって朝は早いんだし、いつ怪獣が来るか分からないんだから。自分で起きなきゃ駄目よ」 「はーい!お休みなさい、ウルトラマン!ジュワッチ!」 「……あなた」 「ん?」 「私、ウルトラマンになりたい」
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