21人が本棚に入れています
本棚に追加
「だから。
………お前に出来んの?」
沖田が奏を押し倒し、奏の視界がクルっと反転する。
「お、沖田っ?起きてたの?
――っていうか冗談に決まってるでしょ…!」
「ふーん。残念。」
肩をすくめてクスッと笑う。
「な、何よ!沖田だってあたしに出来ないでしょ!?」
「・・・俺?俺は出来るよ」
沖田の顔が近づいていく。
奏はキュッと目をつむる。
―――奏の唇に触れる数秒前
「やっぱやーめたっ」
「…何?期待してたの?」
ハッとして目を開けると、したり顔の沖田。
奏の顔がカァーっと赤く染まる。
最初のコメントを投稿しよう!