第2話

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沖田キス未遂事件から数日。 沖田は相変わらずで。 あたしはちょっと意識してたのに。 ─────────── ───────── 夜が来て、寝る準備をする。 ―――沖田、夜の見廻りって言ってたな… ……布団でもひくかっ 沖田と同室になってから、 早く仕事や用事が終わった方が2人分の布団をひくようになった。 だから今日はあたしの当番。 自分と沖田の布団をひき終わり うとうとしだした頃、 沖田が見廻りから帰ってきた。 「あれ、お前まだ起きてたの?」 「うん……」 「布団、ありがとね」 ふわっと微笑む。 あ、この笑顔好きだ・・・。 「いーえ。」 あたしが眠そうな声で言ったら 「じゃあ風呂行ってくるから。お前はもう寝てろよ?」 と言って沖田は部屋を出て行った。
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