第1話

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台所に着くと包丁を握った源さん。 「カナちゃん。おはよう。」 「おはようございますっ!」 ほうれん草… 「お浸しですか?」 「あぁ。昨日、買い出しに行った時にほうれん草を大量に頂いたみたいなんだ」 「そうなんですか、…じゃああたしはお味噌汁作りますね!」 ―――――― ―――― 朝食を作り終え、隊士を起こしに行く。 まずは平隊士の皆さんの部屋。 「失礼しまーす」 「おはようございまーすっ!!朝ですよーっ!!」 大声で言う。 「藤波さんおはようございます。」 既に起きていた一部の隊士さんからのあいさつが返ってきた。 「おはようございます! まだ起きてない人、起こしといてください。」 と近くにいた隊士に告げた。 平隊士の皆さんは、基本的に大部屋で寝て、幹部の皆さんは個人の部屋を持ち、そこで寝ている。
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