第3話

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「何でですかって、気が散るからに決まってんだろ」 「それ土方さんが集中できてないって事じゃん」 沖田の言葉に「ハァ…」とため息を溢す土方。 「もう分かった。やっぱりお前ら一緒にどっか行け」 とにかく仕事を終わらしたい土方。 「どっかってどこですかぁ」 「イイとこ教えてよ、土方さん」 暇人な奏と沖田。 「じゃあ新しくできた甘味処でも行ってこい。外出許可出してやる」 それから、と土方が続ける。 「総司、お前奏に奢ってやれ」 「いーよ、じゃ行こうぜ」 「うん、……あ、土方さん。何か買ってきましょうか?」 「いや、俺はいいよ。早く行け」 「そうですか…じゃ、行ってきます」
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