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「――あ、沖田。ちょっと待ってて」
奏が自分の部屋の中に入っていく。
しばらく待つと奏が出てきた。
「何?忘れ物?」
「まぁねっ。じゃ、行こ!」
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「結構混んでるね・・・」
1週間ほど前にできたというこの甘味処。
なかなか美味しいらしく、混雑していた。
少し待つと席が空き、中に通してくれた。
「何頼もうかな・・・」
「んー、俺は団子と餡蜜。あ、団子3つにしよっかな」
「……多っ!
沖田っていっつもそんなに食べるのに全然太らないよね」
「そりゃ運動も毎日やってるから」
「あたしだってやってるもん!
あーうらやましいっ!」
「お前も太らないじゃん。もっと食べろよ」
「いや、あたしはお団子1本にする!」
「何だよそれっ」
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