第3話

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「――あ、沖田。ちょっと待ってて」 奏が自分の部屋の中に入っていく。 しばらく待つと奏が出てきた。 「何?忘れ物?」 「まぁねっ。じゃ、行こ!」 ――――――――――― ―――――――――― ――――――――― 「結構混んでるね・・・」 1週間ほど前にできたというこの甘味処。 なかなか美味しいらしく、混雑していた。 少し待つと席が空き、中に通してくれた。 「何頼もうかな・・・」 「んー、俺は団子と餡蜜。あ、団子3つにしよっかな」 「……多っ! 沖田っていっつもそんなに食べるのに全然太らないよね」 「そりゃ運動も毎日やってるから」 「あたしだってやってるもん! あーうらやましいっ!」 「お前も太らないじゃん。もっと食べろよ」 「いや、あたしはお団子1本にする!」 「何だよそれっ」
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