第4話

4/27
前へ
/72ページ
次へ
桜の水やりを終えしばらく桜を眺め、中に戻ろうと片付けを始めた。 「藤波さん!」 声の方に振り向くと、ひとりの隊士が立っていた。 「どうしたんですか?」 「土方副長がお呼びです!」 土方さん……? 「ありがとうございます。ご苦労様です!」 と告げ土方の部屋に向かった。 ―――あたし、何かしたっけ………? 奏の頭の中で、 土方が鬼のような形相で 胡座をかき奏が来るのを待っている様子が想像できた。 ―――ヒィィっ!! そんな考え事をしている内に副長室。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加