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桜の水やりを終えしばらく桜を眺め、中に戻ろうと片付けを始めた。
「藤波さん!」
声の方に振り向くと、ひとりの隊士が立っていた。
「どうしたんですか?」
「土方副長がお呼びです!」
土方さん……?
「ありがとうございます。ご苦労様です!」
と告げ土方の部屋に向かった。
―――あたし、何かしたっけ………?
奏の頭の中で、
土方が鬼のような形相で
胡座をかき奏が来るのを待っている様子が想像できた。
―――ヒィィっ!!
そんな考え事をしている内に副長室。
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