第4話

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「どうしたんですか?監察の仕事ですか?」 そんな土方を不思議に思った奏は 自分のもう一つの職業 ―――監察 それも結構手強いタイプの仕事でもあるのかと考えた。 「い、いや、そうじゃねぇ」 しかし土方は首を横に振る。 奏が首をかしげた時、 ───ガサガサッ 部屋の隅の方で音がした。 「?」 ───ガサ、ガサガサッ 「??あの・・・」 不思議に思った奏が土方に声をかけようとした時、 「ミャ~~~」 声の主が部屋の隅にある紙の山からヒョコっと顔を出した。 「――きゃぁあ!何この子っ、めちゃくちゃ可愛いじゃないですかぁ!」 奏が、声の主──小さな猫に近づき抱き抱えた。
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