第4話

9/27
前へ
/72ページ
次へ
「え、もしかして土方さん猫ダメなんですか?」 奏が目を丸くして聞く。 ――――――――――― ――――――――― 数分前── 俺は部屋に戻るべく歩いていた。 「あっ、土方くん!」 山南さんの部屋の前を通った時、部屋を出ようとしていたであろう山南さんに呼び止められた。 「なんだ、山南さん?」 「さっき、土方くんの部屋の周りを子猫がうろついてましたよ」 俺の部屋の方に目を向けながら話す。 「ここ数日屯所の周りをうろついていたみたいですよ」なんていいながらニコニコしている山南さん。 「・・・・・・。」 マジかよ・・・。 .
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加