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奏が部屋を出た後、
「さてと………、朝飯食いに行くか」
よっこいしょ、と言いながら土方は着替えを始めた。
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「ハァ・・・」
毎朝の事ながら思わずため息がでる。
あたしは今、沖田が眠る部屋の前にいる。
ここは沖田、もとい沖田総司の部屋。
そして・・・
―――あたしの部屋
なぜ、沖田総司と藤波奏の部屋が同じ部屋なのかというと、この前の隊士募集の時期にさかのぼる。
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「・・・近藤さん」
「あ、ああ・・・」
「困り・・・ましたね…」
なぜ困っているかを簡潔に説明をすると、
隊士募集をした………
が、ここの評判も上がってきたため予想以上に隊士が集まった。
新撰組にとっては、とても喜ばしいこと。
だが隊士が寝泊まりする場所が足りない、ということだ。
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