紅灯の巷

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僕は3回の奥の部屋に連れて行かれ、ここで待っているように告げられた。 なんとまぁ、この部屋は豪華絢爛という言葉が似合う。 朱色の家具に金の装飾、たくさん飾られている数多の花々。 敷かれている布団は絹でできている。 廻りの音は全く聞こえない。 街の喧騒も、だ。 まるでここはこの花街に存在していないかのようだ。 隔離された部屋。 まるで鳥を逃がさないようにある鳥籠のよう。
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