あの人

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ヒラ… 打ち止めがそう思った瞬間、マフラーが入っていた袋から紙のようなものが出てきた。 「?」 メッセージカード…? 「ッ!!!!///」 一方通行の動きが一瞬止まる。 …あの言葉は私に向けてのものだった、と打ち止めは頭の中で理解する。 「………」 彼は気づいているだろう…打ち止めがカードを見つけたことに。 「…一方通行…」 「ッ…それだけだ」 バタンッ 荒く扉を閉めて、一方通行は部屋から出ていった…。 おそらく、本気で照れているのだろう。 「ミサカもだよ、一方通行 ミサカだって…」 「"大好き"だよ…」
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