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二日前…。
それは一方通行にとって頭を悩ませる出来事が多々続いた日だった。
「まだ答えない気なの?」
「本当に何があったじゃんよ!!」
二人は根気よく質問をし
続けていた。
「…わかりましたよォ…。
…だが、あのクソガキには
話すんじゃねェぞ。」
――――――――――――――
…一方、部屋に閉じこもった
打ち止めは夢の中にいるのだった。
「一方通行!!」
一方通行は
振り返らない。
「…一方通行、待ってよって
ミサカはミサカは追いかけてみたり!!」
それでも一方通行は
振り返らない。
…そして、
打ち止めは気づいた。
…いや、気づいてしまった…。
彼の隣にいつか見た
あの[青い髪の女の子]を。
「ッ!!!ちょっと待ってよ!!
あなたッ!! 待っ……」
「 」
青い髪の女の子から発せられたその言葉はあの時…、
聞いてしまった言葉と同じで。
隣では[あの人]が優しく笑っていた…。
「…ッ!!」
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