プロローグ

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中学の時は、転校が決まってしまった片思いの彼に決死の思いで制服のボタンと名札を貰いに行って、クラス一の美人と放課後に話し込んで名札を渡している所を見てしまい、大声を上げてトイレで泣いた。 でも、結局トイレにまで会いに来てくれた彼は私に直接渡すのが恥ずかしくてその女の子に託したんだと話してくれた。 私と彼は公園のブランコで暗くなるまで話し込んで結局キスのひとつもしないままにお別れをした。
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