おまけ

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バランスを崩して應治の胸に飛び込んだ私の頭を嫌がらせのようにゴシゴシ撫でて應治がプッと吹き出した。 「何しちゃってくれてんのよ!公開処刑みたいな真似!恥ずかしい奴!」 「恥ずかしいか?俺はプロポーズは剣太郎の店で公開プロポーズするつもりだけどな。」 「馬鹿じゃないの!!!!!」 「挙式は人前式だな。」 「死ね!」 私の暴言に應治はゲラゲラ笑い出す。 この厚顔無恥野郎! でも、私の怒りの鉄拳は應治に敵う訳もなく易々と片手で両手首を押さえ込まれて抗う間もなくチュッと音を立ててキスをされた。
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