第1話 クライアントは5歳児

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B3Fに到着。 ほとんどがテナント募集となっている部屋の中 一番右奥に明かりのついた部屋がある。 一番下の階の一番奥 なにやら目立ちたくないといった雰囲気を持っている。 「相変わらず…俺のところ以外は営業してねぇな。ご近所さんがいねぇのは寂しいねぇ」 どうやら彼は一番右奥の部屋の持ち主のようだ。 その部屋の扉には 「桐谷なんでも相談所」 胡散臭い… そしてその下には 「準備中」 という看板が釘で打ち付けられている。 やる気が感じられない。 「あー着いた。FAX来てないといーなー」 そう呟き、扉をあける。
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