1人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女が依頼人と分かると、彼はハンドガンを下ろし、冷蔵庫へと向かった。
「何か飲みます?」
「えーっと…りんごジュース。あ、敬語じゃなくていいよ。あたしのが年下だし」
見た目の割には落ち着いている。
「そう?ならタメ口で。依頼人には敬語でいく主義なんだがな、ま…あんたがそう言うならタメ口にしようか。これ名刺な」
名刺を渡し、冷蔵庫から取ったりんごジュースと共に渡す。
「ありがと」
名刺には
“桐谷なんでも相談所 所長 桐谷 刹那”と書いてある。
「きりたに せつな…?」
刹那「よく読めたな。変わってんだろ?」
「そだね。」
刹那「で…依頼の内容の前に、名前は?」
「伊勢崎 優奈」
刹那「伊勢崎…?」
最初のコメントを投稿しよう!