プレイヤーキル

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「さすがトワイライトさんの弟子なんでしょうか、騎龍笛を持っているのは…」 「き、騎龍笛!?」 メイトさんが驚く、驚いたその声に反応して扉がバワバタと鳴る。 何だ聞き耳立ててたのか? 「…ええ、トワイライトの、弟子ですからね」 そう言うしかなかった。 人々のトワイライトへの信仰は高い、たった一時期最強といわしめただけなのにずっと活動しているアザカよりも高いだろう。 魅力する風、猛々しい風、気まぐれな風は都市伝説となって吹き荒れた。 「…私達としては、このブルーバードにおいて法律を作ろうかと思っています。市場の独占、NPCショップの独占、多い訳ではありませんが目立つ部分も否定できません」 「法律ですか」 「…どうでしょう、私は浅ましかったでしょうか」 「それに承諾して出る利益はプレイヤーにない、難しいところですね」 「トワイライトの名を使って頂けないでしょうか」 「無理だ。トワイライトの名を汚す事は許されない」 三百万を詰んだ理由はこちらの方が高いのだろう、トワイライトという名前を使うだけに三百万という価値があるとアザカはふんだのだろうか。 メイトさんは混乱し、アザカはシュンとして、隣の犬丸は何も語らずにお茶を飲んでいた。 「あなた達が三百万を詰んだ理由がトワイライトの名であるならば返却します、俺はその申し出に応えられない」 「…いえ、そのお金は別ですからもらってください。私はトワイライトさんの名前をお金で貸りられる等とは思っていませんから…」 「あるじ、長話していて大丈夫かにゃ?私達には用事が…」 「…ああそうだったな、アザカさんにメイトさん。お茶御馳走様でした、これで俺は失礼致します」 俺は一礼する、反応を返したのはメイトさんだけだ。 「ありがとうございましたにゃ。丸一年くらいでしたが、アザカさん…メイトさんに会えて良かったです」 犬丸もまた、一礼する。 これから『猫の集会』と交友関係を築けるかは分からない、法律の事は俺も考えておく旨を伝え、会議室を退席した。
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