有栖川とアリス

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「待て待て待て!!俺そーゆうファンタスティックなものはもう信じてないから!どーせあれだろ?あんた俺の友達の誰かの知り合いとかで俺を騙す気なんだろ?どこだ!?どこにドッキリ大成功のプラカードを隠している!?」 「大輔、頭大丈夫?」 アリスは心底大輔の頭を心配した。 「ですよね!今のはさすがに無いなぁて思いました。でも信じられないは本当だ。だって普通そうだろ!私は童話の中の人物です、なんて言われて、はいそうですかなんていえねぇよ!」 「ん~だよねぇ。もうこれしか無いか…」 「?な、なんだよ?」 暫くして、アリスの目が変わった そうそれは、 「大輔、あんたおしりにホクロの集合体があんの気にしてるでしょ?」 探偵の目だった。 「な!?…何個でできている!」 「14個。」 「形は!?」 「猫の顔。」 「何故しっているんだぁ~!?」 「私はあなたが生まれてからずっとあなたのそばにいるもの。」 「ホントに、アリスなのか?」 するとアリスはふと笑った。 「ねぇ大輔。信じるかどうか迷ってるならさ、信じてみる方が良いと思わない?」 その笑顔は、息を呑むほどに美しかった。
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