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王女と騎士長、宮廷の賢者たちと手を組み、王位継承権が序列の一番低い王女を押し上げ、実権を持つことに決めました。
国王暗殺の濡れ衣を勇者として召喚された親友に着せ、彼と彼の仲間に追っ手を差し向けましたが、流石は勇者、一筋縄ではいきませんでした。
実行犯として追われた彼ですが、隣の公国に快く受け入れて貰えました。
実行犯は逃がしましたが、王位継承の最有力候補の王子を首謀者として捕らえ、下の王女たちとその側近たちは隣国に飛ばし、体制を万全にしました。
王国は、【オスクレマ神聖帝国】と国名を改めて、巨大な領土と軍事力を持つ国家として生まれ変わりました。
俺は親友の代わりに【勇者】を名乗り、末っ子の王女改め皇妃と婚約を発表し、名実共に皇帝へと成り上がる。
残念ながら一人で何でもできるほど優れた人間ではないので、
騎士長や賢者たち、そして有能な下士官を取り上げて合議制を作り上げ、運営した。
かつての王族、貴族たちからは猛反発を受け、各地で反乱が起きたが優秀な人材を引き抜いた後の烏合の衆など大して驚威ではなかった。
勇者を召喚し、他国へ権威を見せ付けていた王国は、その勇者に滅ぼされ、新たに帝国が興された。
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