9人が本棚に入れています
本棚に追加
「今日も頑張ろうね。ねぇ、優美ちゃん♪今度ご飯でもさぁ、」
「…イヤです。」
「こら!俊哉、またお前は!!まったく…。お前のお陰でアルバイトの子が何人辞めたか…。」
「えぇ、俺のせいなの??」
「当たり前だ!!このバカ息子。」
「ひでぇ~。」
この親子の痴話喧嘩は、ほぼ日課になっていて仕事場には、笑いが飛び交っている。
そんな中、優美は一人黙々と自転車へ、新聞を積み込んでいた。
「…社長。配達行ってきます…。」
「おっ、もうそんな時間かぁ。気をつけてなぁ。」
「…はい。」
ガラガラガラ…
最初のコメントを投稿しよう!