流されて

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「そうだったのか」 さっき、気になった事は、唯がとんでもない運動神経の持ち主だったことだ。 そうなると、この提案も無理になる。 「そうだ」 唯はポンっと手をたたいた。 「特訓して唯ちゃんはみんなと同じぐらいの強さで、トオルをグンっと強くすればいいよ」 「いいな、それ」 「それなら、私も」 みんな納得したようだった。 「ちょっと待て!!」 このいい雰囲気になっているのを止めたのは俺だ。
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