だって、出会ってしまった。

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すでに、手遅れだった。 とっくに恋におちていた。 触れたくて、構ってほしくてたまらなくなっていた。 気持ちは飽和して、ふとしたきっかけで崩壊しそうになっていた。 でも、認めたくなかった。 彼は、お世辞にも誠実な男ではなかったから。 キャラだかなんだか知らないけれど、下ネタ話は日常茶飯事。 仲良しグループに、元カノが何人かいたりと。 女性関係は、軽そうだったから。 でも、でも。 何度か2人で会って、飲んだ、あの夜。 二人の関係は動き出した。
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