守里

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「お母さん…お腹減ったよ… お願い…返事して…。」 母親は黙って家事を続けている。 「ねぇ…。」 「うるさい子ね! 忙しいのが分からないの!」 少女はふらふらしながら 部屋に戻った。 二日間何も食べていなかった。 夜、 父親が帰って来た。 少女はいつものように 身を隠した。
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