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ピンポーン♪
ユウキの家の呼び鈴を鳴らした。この時間はユウキの両親は二人とも働きに出てるからユウキはたぶん一人で寝込んでるはずだ。
しばらくしてから、インターホンにユウキらしき声が出る。
『……ふぁい?どちらさんっスか?…ゲホッゲホッ!』
声の様子からしてかなりの重症らしいことが伺える。
「私。ユキだけど。今日のプリントとか持ってきたの。家にあがっても大丈夫?」
するとユウキは、
『バカ!お前も風邪引きたいのかよ!俺は大丈夫だから心配す…ゲホゲホッ!』
「強がってるけど、今は看病してくれる人がいないんでしょ?それに、元はと言えば私の責任だし…」
『俺は…だいじょう…ぶ…だってば』
バタン!
インターホン越しにユウキが倒れる音がした。私は玄関から家に入ろうとしたが、しっかり施錠されていた。私は中庭に回って開いてる窓を探した。一刻を争う事態だから、開いてる窓がなければ窓を割ってでも中に入るつもりでいた。それくらい中にいるユウキが心配だった。幸運なことに一つの窓が施錠されずに開いていた。そこから中に入って、ユウキのいるリビングに向かった。
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