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「ユウキ!」
ユウキは真っ赤な顔してリビングの床に倒れていた。額に手を当てると、かなりの熱があることが分かる。寝巻きも汗でビショビショだった。
「ユウキ!しっかりして!」
『…ぅ…ぅ~ん』
意識はちゃんとあるようだ。とりあえず布団まで運ばなければ。こんなとこで寝かせたままでは風邪が悪化しかねない。だからといってユウキの寝室は二階にある。とても私だけの力じゃユウキを寝室には運べない。
そこで私はユウキの部屋から布団を運んできてリビングでユウキを寝かせることにした。
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