2月15日
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痛かっただろう。苦しかっただろう。悔しかっただろう。 そんな想いの込められた彼の字を見ていると自然と涙が溢れてきた。その涙を拭いて、私は彼の布団を下まで下ろした。 「…ユウキ。」 私は彼の右手を握りしめながら、 「…何もしてあげられなくて、ゴメン…」 と、呟くと、彼は握った右手をキュッと握り返してきた。 彼の額のタオルを替えてから、私は帰ることにした。
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