平凡な日課

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―――翌日 昨日は快晴だったというのに今日は大雨・・・。今にも 雷が鳴りそうなぐらいに天気が悪い せっかく余裕で起きられたのに気分悪いよな~。屋上 にも行けねぇし、教師の怒鳴り声を聞きながら寝ると かきつぃわ・・・ 案の定一日は最悪に終わった。毎時間怒られるし、放 課後になったら教師が職員室に連れて行こうとするし な。何とか逃げ切り、今は宮崎と帰ってる途中。 こいつも雨のおかげで部活が中止になって不機嫌気 味。雨になるとバイトが休みになるから二人とも暇っ てことで俺の家に行くことになった 『おぉ・・・すげえな』 これは部屋が汚いから 『仕方がないだろ。面倒なんだし』 『いいよなぁ。俺だったら鬼が武器抱えて出てくる ぜ?』 『はははっ。確かにお前の母ちゃんは怖いよな』 それからゲームをしたりで晩飯を食いに行った後別れ た 時刻は20時。この時間に家にいることは少ない。い つもならバイトの時間だしね。 ふと窓から外を眺めていると二つの顔が頭を過ぎっ た。 お祖母とお祖父だ 何でだろ?急に会いたくなったなぁ・・・。 一人暮らしになってからは会わなくなったし、たまに は・・・ ―――その時 プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!! 電話が鳴った 珍しいな。電話何て一週間ぶりぐらいだ。 電話を手に取り耳に当てた 『はい?どなたですか?』
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