平凡な日課

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『久しぶりじゃな~。わしだ。おじいちゃんじゃよ』 『あ、久しぶり。急にどうしたん?』 言葉の通りお祖父だった 『孫の声が聞きたくなっただけじゃよ。っと言うのは 嘘で8日後が誕生日だったじゃろ?』 そういえば、そうだっけ・・・? あぁ、忘れてた・・・。 『そうだよ。帰って来てほしいとか?』 『まあ、そうじゃな。プレゼントを渡したいんじゃ が、明日に来てほしいんじゃよ』 『来週じゃないの?』 『あぁ、明日じゃないとイカン』 何でだろ?誕生日の一週間前に指定でのプレゼント? 普通は当日に渡すと思うけとなぁ(期待0) 『それと刀を持っておったじゃろ?赤いやつじゃ』 『父さんが残したやつね。家にあるよ』 『そうじゃ。それも一緒に持って来るようにな』 『・・・?なんで?????』 『いいから明日、持ってくるんじゃぞ』(プープー プー) 『切りやがったよ・・・・・・』 意味がわからず首を傾げる。 部屋は静まり返り、車の走る音だけが残った
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