平凡な日課

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数分経過したところでグラウンドの方が騒がしくなっ てきていた 2時間目が始まり、体育の授業のために出てきたのだ ろう 少し体を起こし、その景色を眺めた 飽きないねぇ・・・。シンドイだけなのにな 冷たい目で見ていた 飽きてしまい再び体を寝かせ、今度は深い眠りについ た――― キーンコーンカーンコーン 『んっ・・・・・・?』 チャイムの音で目が覚め、ポケットに入れていた携帯 で目を時間をチェックした 時刻はちょうど12時。昼ご飯の時間だ ぐぅぅぅぅぅぅぅ~ 腹減ったなぁ。一旦戻るか・・・ 仕方がなく教室に戻ることにした 戻ってみると机を動かし楽しそうに話しながら弁当を 食べるクラスメイト達の姿が目につく だが、俺はその光景を見て苛立ちの気持ちしか出てこ ない。楽しそうにしているからじゃない。美味そうに 食べている弁当を見てなんだ 俺は作ってくれる人がいないから、いつもコンビニで 買ったオニギリやパン まあ、言ったところで惨めになるだけだから関わろう とせずに自分の席に向かっていく 『お、帰って来たな』
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