異世界

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「あっお前は行人!?」 鷹は俺とは幼馴染み、メガネを付けていて、イケメンである俺より身長が高い因みに俺が152㎝で鷹は165㎝、はあ… 「ここはどこだ?」 「俺も知らねえよ…あんまりここから動かない方が良さそうだ…」 そして、俺は鷹をいきなり思いっきり頭にぶん殴った。 「全然痛くねえな…」 しまった!!コイツ石頭だった。右手が…右手が…!! 「いきなりぶん殴ったのは謝る…」 「別に良いよ…気にしてないからさ…」 鷹は不思議そうな顔をして俺に言った。 「で…何で動かない方がいいのか?」 「いや…フラグが立ちそうだと思って…」 大木が倒れる音がした。ま…まさか!! 「行人!?後ろを見ろ!!」 俺はゆっくりと後ろを向いてみた。巨大な赤い蟹が俺達の所にやって来た!! 「◯イミョウザ◯◯か!!似てるな(笑)」 「おいっ鷹、そんな事言ってる場合か!!逃げるぞ!!」 俺達は全力で蟹から逃げた。しかし蟹は俺達に気づいてから追い掛けて来た。 「やっぱりこのパターンかよ!!」 「しかも、蟹野郎メチャメチャ速いぞ!!」 このままじゃ俺達はエサになってしまう… 「あっ!!行人…森から出られそうだ!!」 「よし!!」 俺達は必死に走りながら、森の外に行こうとしたが…その先は崖だった。
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