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「最初は、先輩の顔が
好きだったんですけど…」
今は性格も好きですと
その子は続ける。
顔…そりゃあそうだよ。
両親共に芸能人なら美形になる。
でも、君は僕の何を知ってる?
恋愛なんてくだらない。
所詮うわべだけだろう?
僕はふっと悲しそうに
微笑んで、
「ごめんね?宮崎さんには
もっと良い人がいるよ?」
と告げて立ち去る。
それが、僕だ。
僕は、宮本悠斗。
高校2年だ。
顔はまあまあ、いいほうだ。
なんせ、イケメン俳優と
伝説のアイドルの息子
なんだから。
黒髪でピアスをあけている。
成績もまあまあ。
性格はひねくれていて人間嫌い。それでも、友達はいる。
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