出会い

31/31
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
「…で、さくらは?」 って思い出したかのように 洸がきくから、 「キッチンに行ったよ。 僕のことはあとで呼んで?」 と声をかけて、 部屋に戻る。 昔から、 さくらと洸と美緒が 誕生日を祝ってくれるのは 今も変わっていない。 そう、あいつらと 出会った頃から 毎年こうやって、 祝ってくれるんだ。 僕が1人にならないように。 過去を振りかえりながら ベッドに横たわり ゆっくりと目を閉じる。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!