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「はるちゃーん!遅い! …って、なにそれ。」 僕の手には、潰れた物体… じゃなかった。 ペンギンだ。 涙目でこっちを睨んでくる。 「まあ、いっか! 洸とさくらが待ってるから はやくきてー!」 適当に返事をして、 ペンギンを持って リビングに向かう。 リビングのドアを 開けた瞬間。 パーンという音と 煙の独特の匂い。 テーブルには、 僕の好きな食べ物たち。 そして、 とっておきの3人の笑顔。
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