出会い

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「とりあえず…お茶飲んでく?」 そのペンギンの顔の高さに 合わせてしゃがみ込んで、 声をかけると、ペンギンは 小さくうなづいた。 「じゃあ…汚いけど、どうぞ」 部屋に招きいれる。 …なんだろう、友達ですら 入れない家に今日出会った ばかりのペンギンを 入れるなんて… リビングにはいり、 ペンギンは勝手にソファーに のぼる。 「ちょっと待ってろよ。 お茶いれてくるから」 そう、言い残してキッチンに 向かう。 そもそも…ペンギンは熱いお茶を 飲めるのだろうか。
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