どんな俺達の日常。

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「なんでお前らがいるんだよ!」 ばーん、と音がつきそうな感じで一歩踏みだし俺は言った。 「んあ?つか千宗君声デカい、もちつけもちつけ。」 瀧谷は濡れた制服を拭きながら牛乳パックを拾った。 てか、もちつけって何? 「落ち着けって事だよ宮下君」 俺の心を読んだみたいにたこさんウインナーを食べながら佐倉は説明してくれた。 ふーんもちつけで落ち着けって事なのか。 今度使ってみよ。 「ん?千宗君それ?」 そう思ってると瀧谷が何かに気づいたように俺に顔を寄せた。 えっ?なに?何この状況? 瀧谷の黄緑色の目が本当に目の前にあった。 どっかの少女マンガみてぇだなヲイ。 顔近っ! こんな状況こんな男じゃなくて可愛い女の子となりたかったな!!(ρ_;) なんて思ってると瀧谷は口を開いた。 「千宗君」 「な、んだ、よ。」 あっ、声変になった。 「なんで目が赤いの?」 あっ、忘れてた。 瀧谷に指摘されとっさに瀧谷から距離をとった。 だが、時すでに遅し。 先ほどの佐倉と同様にキラキラ目を輝かせ瀧谷は俺を見ていた。 あっ、 「何なの?!なんで目赤いの!?普段は茶色だけどなんかすごい力使うと赤くなるとか!?それとも某少年マンガの某忍者マンガの某主人公のライバルで家族を全部兄貴に殺された某○輪眼奴みたいな!?それとも某国擬人化マンガの某独り楽しすぎるぜーのやつみたいな!?千宗君には実はすごい力があるんだね!そうなんだろ!!てかそうに決まってるよな!なんか時空曲げられるとか、悪魔と戦う事できるとか!!なぁ!」 肩を捕まれながら揺さぶられていた俺は対応できぬ情報に頭がショートしていた。 てか、そんなよく分からん事をまぁこんな息づきせずによくいえたな。俺まだなにも言ってねぇのになんかすごい力持ってる事になってるし。 というか、 「そんな力俺にはねーよ!!」 スパコーン!! キーンコーンカーンコーン。 俺が瀧谷をど突く音と授業を終えるチャイムが見事に重なった。 あぁ、なんかもうやだ。
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