どんな俺達の日常。

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「うるさい!!教室戻れボケェ!!」 「すいませんでしたぁ!!」 近くの教室の先生に大声で起こられた俺はカッチリ九十度に腰を曲げた。 てか、ボケェって言ったよこの先生!! こえぇよ!この先生こえぇ! 俺の態度に満足したのか先生は「もう授業始まってんぞ。早く行け」と言い残して顔を引っ込めた。 九十度だった腰を伸ばして。 俺は屋上へと足を動かした。 先生は早く授業へ行けと言っていたが今の俺の状態からして真面目に授業を受けられそうにないからだ。 今の状態とは、 俺の両目が赤い事だ。 この状態で行っても途端にクラスメートからの目線を集める事になり授業にも集中できない。 だから先ほど中川真琴さんは保健室に行くよう勧めたのだと思うが保健室に行ってもこの状態は変わらないし、俺自身この目をあまり人に見られたくないのだ。 だから俺は人気のない屋上へと向かっている。 俺の目が赤いのは自身の体質からだ。 元々目の色素が薄い俺は普段の目は薄い茶色をしている。 あと幼なじみが言うには、よく見ると血管が見えるらしい。 自分では見たこと無いが、だって気持ち悪くなるし…。それで運動や興奮(エロ本読んだり...(*゜゜*)) すると血管が開き赤い目になるのだ。 エロ本は、前に目が赤くなるからと妹と母に取り上げられたが...。 俺だって健全な男子高校生DAKARAな!! AHaHaHa!! (ρ_;) えっと、話を戻そう。 まぁ、さっきの走りで血行がよくなったと思うのだが。 いつもは、血行が悪いせいか少し走っても赤くはならないのだが。 いつも以上に興奮していたということか? いや変な意味じゃなくて。 変な意味じゃないからな? 大切な事だから二度言った。 あいつらから逃げているようになってから中学よりも気をつけてはいたはずなんだけどな...。 これからもっと気をつけなきゃなー。 なーんて思いながらいつの間にやらついた屋上のドアを開けた。 ギィ 少し古いのかドアは鳴きながら開いた。 「こっから飛び降りれば死ねるかな?」 「違うぜ!!こっから異世界へのドアが開くんだぜ!!」 ギィ 俺は開けたドアを閉めた。
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