携帯…男

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あいつは毎日の仕事や、慣れない土地での迷子日記を書いていて。 俺は読むたびに、苦笑したりハラハラしたり…でもあいつの頑張りを読んでは、安心してた。 俺の日記には、仕事のこともだけど。あいつへのメッセージが多かった。 あいつにしてやりたいこと、あいつに伝えたいこと。 互いの日記を読んでは、毎日の電話で笑い合う。 幸せだった。 あの日まで。
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