紅葉と手紙

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美里「梓、片付けしといて!」 梓「あ、はい。」 美里ちゃんに言われた梓は、楽器を片付け始めた。 美里「ごめんごめん。梓ったら超クソ真面目だからさー。レンとは正反対で。」 月「は、はぁ…。」 うん、それすっごい同感だよ美里ちゃん。 美里「まぁでもよかったぁ。演奏凄かったって言ってくれて。」 ホッとしたような表情の美里ちゃん。 美里「同じ楽器だろうが、リズムが同じだろうが…皆さ、人それぞれ違う音を持ってんじゃん?」 月「…はい。」 美里「それを皆で重ね合って、演奏する。月が言ってた凄いって、そうゆう意味なんじゃないの?」 月「…間違っては、ないです…」 まあ、そんな感じだろうな。 美里「それってさ…素敵だって、思わない?」
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