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「朱莉、とりあえず6時だから準備しろ。お前、今日は陸上部の朝練に参加するって張り切ってただろ?」
「あっ…そうだった!青葉はミス研?」
「ドンピシャ、部長のお呼び出しってヤツだ」
「ふーん…まぁ、頑張って。それより、はやく出てってよ。着替え出来ないじゃん」
「はいはい…お前の貧相な身体なんて見たくないからな…」
「誰が貧相な身体だコラァァ!!」
捕まると厄介のため早々と部屋を出てキッチンに滑り込んだ。
朱莉は青葉が家出すると言い出した瞬間に、何故か「私も行く!住む!住ませろ!」と半ば無理矢理一緒に住む事になった。
もちろん猛反対したのだが聞いてくれる様子は無かったので諦めたのだが、シンプルだった部屋が一気について行けない世界へと変わった瞬間後悔を覚えたくらいだ。
いったいどうしてこんな趣味になったのかは分からないので聞きたくなるのだが、あまり追究すると自分まで二次元の世界に引き込まれてしまいそうで此処は我慢する他無い。
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